■お部屋に合ったオーダーカーテン
気に入ったお部屋を心に描き、理想のカーテンを探してみても、なかなか思い描いていたインテリアに合うカーテンが見つからずに悩んでしまうことありますよね。まずはなぜお気に入りのカーテンが見つからないのかを、少し整理してみると次のような理由が挙げられます。
これは、一般的なカーテン店の商品の揃え方に問題があります。日本のカーテン店で最も多いのは、数社の卸会社が手を組み、一定の商品を管理した状態で卸している商品を仕入れる形態です。この場合、国内メーカーのものが主な商品となり、その種類も限られてきますし、どのカーテン店にいっても、似たようなカーテンばっかりという印象になるのです。そういう店舗は展示方法(見せ方)がワンパターンで、部屋にかけたときのイメージが伝わり難いのです。カーテン店では、カーテンを一直線に列を作って、「価格別」「色別」「メーカー別」「機能別」「目玉商品コーナー」のように分けて展示しているのをよく見かけませんか。価格や色合いだけでカーテンを購入される方にはこれでいいかもしれませんが、「お部屋のイメージ」にあったカーテンを探しているという方にとっては、「色別」や「機能別」で並べてあっても、 そのカーテンのもつテイストやイメージがわからなくて、とても探しにくいと言うものです。たくさん吊してある中をぐるぐる回ってみても、なかなかイメージしたカーテンが見つからないのは、カーテンの探し方が悪いのではなく、展示方法に問題があったのです。その点オーダーカーテンは、イメージ通りのカーテンを作るためにお客様からご要望を細かく伺っているため、既成カーテンのように決められた中からしか選べられないということはありません。しかし、カーテンを選ぶにしても、部屋との調和というのを考えなければいけないため、初心者には難しいことでもあります。そこで、お部屋ごとに合うカーテンの選び方をご紹介したいと思います。
■お部屋別、おススメカーテン
リビング・ダイニングルーム
リビング・ダイニングルームは、家の中心であるため家族全員が快適に過ごせるような環境作りを考えなければいけません。そうするには、昼間は日光を取り入れやすく、夜は室内からの光が漏れないようなカーテン選びが必要になります。ですので、遮光カーテンはあまりオススメすることができません。また、お客様をおもてなしする場でもあるため、床、壁、天井の色と調和する事を考慮し、いつでもきれいなカーテンとして見られるようにウォッシャブルタイプのカーテンが理想的と言えます。
寝 室
1日の疲れを癒す寝室は、落ち着いた感じの空間にするためにトーンを抑えたカーテンを選ぶのがベストです。また、厚手の生地などを使っている遮光カーテンを選び、保温性、防音性などの機能面を充実させると良いでしょう。
子供部屋
子供部屋を使うお子様に対する優しさ温かみが感じられるデザインのカーテンを選ぶのが良いですね。また、お子様が小さい場合、汚してしまうことも考慮し、洗濯が可能なタイプ(ウォッシャブルタイプ)のカーテンを選びましょう。
和 室
和室にかけるカーテンを選ぶ際は、部屋との調和を図るため、すだれ型のロールカーテン、ロールスクリーンまたはシェードカーテンが適していると言えます。また、和室にはカーテンレールが設置されていないと言うことが多いため、取り付けが簡単なタイプが良いですね。
小 窓
小窓はほとんどの場合、廊下や階段などに設置されているものです。そのため「室内が見えないようにすること」、あと「手軽に開閉ができるようにすること」を考えなければいけません。それを考慮すると、ロールスクリーンのような開閉にも設置にも手間がかからないものが適していると言えます。
最終更新日:2022/12/12